【不況を乗り越えられないもう一つの壁】
リーマンショック以来、需要の減少と激変、デフレ、金融不安定等々、全ての業種の経営者は『発想の展開を図らねば』と切実に思っています。
そこで、新規開拓、新商品、新サービス、新事業への転換等を考えていますが、『大きい壁にブチ当たっています』
トップが、新規開拓を打ち出し、幹部社員達に市場調査や、新しい販路の抽出を指示はしたものの結局、今も行動に移すことができず苦しい状況のまま・・・・・
実行部隊に一緒にやろうと持ちかけても『誰も動こうとしない』
多くの企業が直面している壁は『付いてきてくれる社員がいない』と言うことです。改善策の例を下記の通りまとめてみました。
A、自ら考える社員へ。
1、自ら考えるきっかけを与える。
①社長と社員が『膝を交えて』今後を語り合っているか?
自ら考える事が出来ないのは『指示待ち人間』ということであり、会社の方針を聞かされた時は『なるほど。その通りですね』と思っても、次の日も何も変わっていません。
②社長と社員が同じ土俵で物事を考える場を作ることが必要です。
※場を作る機会の例
ⅰ名称【○○改革会議とか】
ⅱ頻度【月に一回か二回とか】
ⅲメンバー【社長、営業担当役員、現場リーダーとか】
ⅳ会議の内容【営業活動の新規や既存の活性化】
ⅴ育てるポイント【営業担当役員、現場リーダーが計画を発案、計画実行に必要な権限を社長が与える】
ⅵ動かすポイント【計画実行を発案者のやり方でやらせ、一か月ごとに、達成できた内容を確認しあう】
ⅶ業績改善効果【社長が長期計画等を考えるゆとりが出来、お客様への提案が増し受注増も・・・】
※改革を実現するためには、社長が伝える方針を、社員が行動する時の意識の中に定着できる様にさせる。
2、実際に自ら考えさせてみる。
①社長が社員の声を聴く姿勢を示し、耳を傾ける。
②社員が会社の事を考えてみようとした時。
ⅰ経営課題を認識させ、解決の方向性を具体的に考えて欲しいと伝える。
ⅱ早急には答えを求めないで、ゆとりある期限を定めてから聴いてみる。
③何か考えや意見があるのなら、ちょっと聴かせて欲しいと申し出をしてみる。
3、もっと自ら考える気にさせる。
①前向きな意見を認め、計画性を促す。
②何かの解決策を前向きに話したら、まずは、認め承認してあげること。
③計画性のない、単なるアイデアなら行動計画に落とし込むように働きかけてみる。
4、自ら考え続けさせるには。
①発案した社員に実行を任せ経験を積ませる。
②自分でやろうとしていることに確信を持ち習慣化するために、自分が主体的に実行し経験を積むプロセスが必要です。
③自ら考える事を習慣化、持続させること。
④自ら実行する経験を重ねれば、考え続けるようになるかもです。
B、自ら行動する社員。
1、自ら行動するきっかけを与える。
①始めの一歩は、社長が望ましい行動の手本を示す。
②『自ら考える』次は『自ら行動する』。
③社長自ら何から手を付けると、社員が自らどう行動しやすいかの手本を示してあげる。
④失敗しても大丈夫だと最初に話してあげる。
⑤社長が自ら『行動手本』を示してあげ『ああすればいいのか』と分からせる。
⑥社長が、迷える社員の背中をそっと押してあげる。
2、自ら行動することを続けさせる。
①行動をするよう、社長が繰り返し語りかける。
②一歩踏み出してもストップしている場合は。
ⅰ自信を持たせてあげる。
ⅱ単に忙しいから、新しいことを後回しにする場合は、『言って聴かせ』て、繰り返し行動せざるを得ない環境を築いてあげる。
ⅲ『こうしてみればと、再度背中を押してあげる』。
ⅳ『やっている?』と状況の確認を行う。
ⅴ『どうなっている?』と進捗確認を行う。
※何度も繰り返し声をかけ聴く姿勢が大切です。
3、自分なりのやり方で自ら行動させてみる。
①まずは自分の方法論で取り組んでもらう。
②社長は余計な口出しをしてはいけない。
③社員が遠回りしそうでも、最初はスピードより待つことも大切です。
④単に忙しい時は、社員が行動しやすくなる様に、他の社員へ他の仕事を手伝うように口添えをしてあげる。
⑤会社の為になるなら『特別手当』を支給してあげる。
4、自ら行動することに自信を付けさせる。
①上手くいったら必ず褒めてあげる。褒められないのは嫌な事。言葉でも活字でもよい。
②どうしても褒める事が苦手な社長は、『自分の代わりに褒めてやっていただけませんか』と褒め上手な人に任せる。
③褒める三つのいい効果。
ⅰ本人に自信が付く。
ⅱ行動力に一層拍車がかかる。
ⅲ考える能力、仕事をこなす能力が向上する。
C、結論的には。
故山本五十六氏の言葉と一緒ですね。
①人の育て方。『話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず』。
②人の動かし方。『やって見せ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かず』。
※映画、『聯合艦隊司令長官、山本五十六』が、12月の23日からロードショーあり。
③世の中の構造も変わり社長1人の、知恵や人脈だけで乗り越えられる時代ではありません。
④自ら考えられる社員を育て、その社員の、知恵、行動力を借りましょう。
以上をまとめてみましたが、私が一番耳の痛い内容でした。
お客様の参考になりましたら嬉しい限りです。
増田会計事務所も改革を考えて行動します。
最後まで読んでいただき、ありがとう御座いました。
文責 増田会計事務所 増田丞治